ホームベーカリーでレシピ通りに食パンを焼いた時に、すごく膨らむ時と膨らまない時がありませんか?
そんな疑問を徹底調査。
(私にも当てはまる悩みでした。)
パンが膨らまない原因
全く同じレシピでも膨らみ方に差があることを悩んでいました。
その現象がよく起こるのは冬。寒い時期に起こりがちでした。
この間はもっと背が高い食パンだったのに今回は小さい。
なぜでしょうか・・・
色々考えた結果、発酵不足が原因でした。
ホームベーカリーでの食パンの発酵時間は、機械なので一定の時間が設定されています。
発酵が進んでいようがいまいが一定時間発酵させると次の工程に進んでしまいます。
それのせいで発酵不足のまま焼きの工程に進んでいると断定いたしました。
手ごねパンのレシピを見ていると発酵時間をはっきりと書いてないものが多いのです。
生地に指を突っ込んで生地に穴が開いたままになれば一次発酵終了の合図というのを見たことがありませんか?
一次発酵にかかる時間は気温や、材料や、色んなもので変わってくるからはっきり時間を書いてないのです。
膨らまない事案がよく発生する冬は、気温が低いので発酵の進みが遅く膨らみに影響しているのだと思います。
さらに私は強力粉をダニの発生が怖いので冷蔵庫で保管しています。
気温は低いし、材料も冷たいし、生地の温度がかなり低い状態になります。
それでは発酵に時間がかかってしまってあたりまえです。
冬にパンが膨らまない発酵不足になる原因のまとめ
- 気温が低い
- 材料が冷たい
パンが膨らまない時の対策法
ホームベーカリーのパンの膨らみが悪くなる原因は分かったので、色々試した結果、次の方法で前よりも膨らむようになりました。
ドライイーストを予備発酵させる
ドライイーストは、砂糖ひとつまみを入れたぬるま湯で溶いて10分置く。ここで使用するぬるま湯はパンのレシピの水分量です。
牛乳だけでパンを焼く場合は少しのぬるま湯でイーストを予備発酵させて、牛乳量からぬるま湯分を引いてください。
材料を常温にする
冷蔵庫などで保管している強力粉や、バターなどは常温に戻します。
めんどくさいことなんて全くなく、計量してホームベーカリーのパンケースに入れたまま少し時間を置いて常温に戻せば簡単です。
この二つをやるようになってから、ホームベーカリーで焼く場合でも、冬でもしっかり膨らむパンが焼けるようになりました!
写真はハードトースト1.5斤。このレシピは糖分も少なくて、本当に膨らみにくかったのです。
この対策法の注意点
この対策法は発酵不足が原因の場合に有効です。
元々のレシピが膨らみにくい生地の場合や、他の原因がある場合は有効ではないかもしれません。
逆に発酵しすぎが原因の場合はさらに膨らまないを悪化させてしまうこともありますのでご注意くださいませ。
今回紹介した気温が原因という場合の他にも、ホームベーカリーのスペックで膨らみ方が変わったり、レシピでも変わってきます。
砂糖や卵の多いレシピだと膨らみやすいし、ハードトーストのような糖分の低いものは膨らみにくいです。
また材料の選び方でも全然変わってきます。また次の機会にご紹介したいと思います。
美味しいパンが焼けますように!